篠田大志さんの死因は?学校の処置は適切だった?熊本西高校野球部選手が頭部に死球を受け発生した死亡事故

篠田大志さんの死因は?学校の処置は適切だった?熊本西高校野球部選手が頭部に死球を受け発生した死亡事故

熊本西高校の野球部で練習中に死球が頭にあたり篠田大志さんが亡くなったそうです。

非常に悲しい事件で、ボールを投げた投手も一生自分を責めてしまうような事件であり、篠田さんの親族もやり場のない悲しみに押しつぶされてしまうような事故です。

どのような経緯で、このような事故に至ってしまったのでしょう。

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球が頭部に当たり部員が死亡、死因は?

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事故が起こったのは18日のこと。

午後1時40分頃、「投手が投げたボールが打者の頭に当たり意識がない」と119番通報がありました。

県立熊本西高校野球部は県内の別の学校と練習試合をしており、その時に起こった事故のようです。

篠田大志さんは右打者で、ヘルメットを着用し打席に立ちます。

死球を避けようとしたものの、左側頭部に投球した球が当たったらしく、意識を失い19日に死亡が確認されました。

死因は外傷性くも膜下出血だったそうです。

硬式野球は例えヘルメットをしていたとしても非常に硬い球が100キロ以上のスピードで飛んでくる訳ですし、打ちどころが悪いと最悪の事態となってしまいます、

外傷性くも膜下出血とは

外傷性くも膜下出血は事故やスポーツなどが原因で起こる事が非常に多い症状です。

強い外力が加わることで脳の血管が損傷し、硬膜の内側にある薄いくも膜と脳の間に出血が広がります。。

脳挫傷なども合併し、麻痺や感覚障害、言語障害などが生じる場合もあります。

重症例では出血は少量だったとしても脳の深部にある生命維持中枢が直接損傷を受けているため、呼吸ができなくなったり急死する場合があります。

外傷性くも膜下出血に関しては予後は良好である場合が多いのですが、脳動脈瘤破裂によるくも膜下出血の場合は3分の1は死亡、3分の1は社会復帰が困難、3分の1が生還とされており、非常に危険なものである事がわかります。

篠田大志さんについて

名前:篠田大志
読み方:しのだたいし
年齢:16歳
学年:高校2年生
学校:熊本県立熊本西高校
在住:熊本県県嘉島町鯰

篠田さんはボールが頭部に当たった際に「痛い」と言葉を残し、その場に倒れたそうです。

うずくまったまま意識をなくし、病院に運ばれましたが、19日の朝、死亡が確認されました。

ボールが当たったのは耳の後ろという事で、ヘルメットで保護されていない部分だったということです。

第91回選抜高校野球大会「21世紀枠」だった

熊本県立熊本西高校は来春の選抜高校野球の21世紀枠に選ばれていました。

21世紀枠とは、出場枠の一つで、参加校数が128校を上回る都道府県はベスト16、それ以外の県ではベスト8以上の学校の中から、恵まれない環境、他校や地域に良い影響を与えているなどの理由で認められた高校が選出されます。

熊本県立熊本西高校はこれに選ばれており、2018年の第143回九州地区高等学校野球熊本大会では、決勝まで進み、惜しくも11-9で熊本国府に敗れるも準優勝という成績を残しています。

地区では野球が強い高校であり、センバツの21世紀枠に選ばれていたという事は、3月下旬から4月に甲子園でプレーができた状況で、今回の事故は本人が一番無念だったと思います。

2018年10月22日の試合ではスタメン出場はしていませんが、篠田大志さんはベンチ入りをしており、甲子園でも打席に立つ機会があったかと思われます。

AEDで救命措置がとられた

急変時の救命措置は正しい判断、対応は医療に携わる方でも非常に難しいといわれています。

以前、舞鶴市内の体育館で行われた大相撲の春巡業の際に市長が挨拶中に倒れた事がありますが、その際に実施された救命処置は胸骨圧迫(心臓マッサージ)で、その後AEDが搬入されました。

これに対してネット上の反応は様々なもので、「生きてるのに心臓マッサージするなんて」このような声も挙がっていたと思います。

また、くも膜下出血は動かしてはいけないという印象もあるので、多くの人が疑問に思ったかもしれませんが、くも膜下出血からの心停止の報告は実は多く、意識がなく、呼吸がないと思ったら心停止だと考える必要があります

心停止しているのであれば心臓マッサージやAEDは必要です。

また、脈の確認、心停止の確認をしなくても、意識がなく倒れている人にはできる限り早く心臓マッサージやAEDをするべきであると最近でも認識が変わっています。

その中で、熊本県立熊本西高校がとったAEDという判断は適切な対応であったといえるでしょう。

基本的に、AEDは必要がない人には電流は流れません。

既に心停止、もしくは心室細動以外の疾患の要救助者にのみ電流が流れるので、AEDが適切に作動していたのであれば、篠田さんもそのような状況であったと考察されます。

もし作動していないのであれば、心臓マッサージが必要だったかと思いますが、急な事態に対して高校側は出来る限りの対処を行ったのではないでしょうか。

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ネットの声

まとめ

このようなツイートも見かけました。

最近、顎の方まで伸びている長いフェイスガードを見ますよね。

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従来のヘルメットに装着できるCフラップという名前のものらしいのですが、中にはウレタンのようなものもあり、衝撃から守る働きがあります。

でも、今まで使っていなかったプロからは重いし打ちにくいという評価のようです。

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高校の野球部でも耳の後ろをガードできるようなものを使用しているように見えますが、このちょうど境目の辺りにぶつかったと見られています。

あと数センチずれていたら、結果は変わっていたかもしれないと思うと本当にやりきれない気持ちになります。

今後、このような事故がないようにヘルメットの形も考慮する必要があるのかもしれません。

亡くなった篠田大志に心よりご冥福をお祈りいたします。

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