寝屋川市中1男女殺害事件、山田浩二被告の判決は「死刑」。控訴の可能性は?事件の概要や山田浩二被告の生い立ちなど

寝屋川市中1男女殺害事件、山田浩二被告の判決は「死刑」。控訴の可能性は?事件の概要や山田浩二被告の生い立ちなど

2015年、大阪府寝屋川市の中学1年生男女2人を殺害したとして殺人罪に問われていましたが、判決がでたようです。

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裁判の判決は「死刑」

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今回の裁判で問題になっていたのは、目撃証言、殺害を裏付けする直接的な証拠がない事です。

そのため、検察側は死刑を求刑していましたが、弁護側は一部無罪、傷害致死罪を主張していました。

被害者の一人、星野凌斗さんの遺体は大阪府柏原市の竹林で1週間以上放置されて一部白骨化しており、司法解剖で死因は特定されませんでした。

弁護側は殺人罪の成立を否定しており、公判で星野さんが急病や熱中症が原因で死亡した可能性を主張しており、山田被告も「車に乗せた後、汗をかいて震えだし、息をしなくなった」と供述しており、殺人に関与していないと主張していました。

これに対し検察側は、星野さんの遺体写真などを鑑定した医師2人の証言を基に、「首を圧迫して殺害したことは明らか」と断言。

ピンク歯や当日の気温で熱中症で死亡するとは考えにくいなど、見解が述べられました。

そして、もう一つの争点が平田奈津美さんに対しての殺意があったかどうかという事です。

平田さんの遺体は高槻市の運送会社の駐車場で発見されました。

平田さんの死因は窒息死であると判明しています。

これに対し山田被告は大きな声で騒ぐので口を押えていたら、気が付いたら首に手が行っていて急に動かなくなったと供述。

弁護側は山田被告は事件当時、相手の気持ちをくみ取れないといった対人関係が苦手な発達障害「自閉スペクトラム症」(ASD)の影響で、大声を出されて極度のパニック状態に陥ったと強調し殺意を否定。

しかし、検察側は口封じのために殺害したと推測していました。

今回の裁判では大阪地方裁判所は弁護側の主張を退け星野さん、平田さんのいずれも被告が殺害したと認定しました

また、犯行当時、被告には責任能力があったとも判断しています。

本日、山田浩二被告に対し、求刑通りの死刑が言い渡されました。

ピンク歯

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ピンク歯は溺死、絞死などでよくみられる死後変化の一種です。

寝屋川市中1男女殺害事件の裁判で、その現象は広く知られる事になります。

検察側が首を圧迫して殺害したと断定するに至った理由の一つで、出廷した医師が「歯がピンク色に変色していたのは頸部圧迫による窒息死の特徴」と証言していました。

なぜ歯がピンク色になるかというと、赤血球が何かの原因で潰れる、溶血と呼ばれる現象が起こった時に、赤血球の中の赤い色素が白い歯に付着します。

しかし、死因が頸部圧迫による窒息死でなくても、死後遺体が置かれた環境によっては、ピンク歯になり得る可能性もあります。

例えば、死後に頭部顔面が下向きで湿潤環境下に置かれた場合などに発生します。

そのため、ピンク歯が決定的な証拠にはなりません。

事件の概要

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8月13日午後11時半ごろ、高槻市の物流会社駐車場で平田奈津美さんの遺体が発見されました。

遺体は粘着テープで縛られており、左半身を中心に30か所市場の切り傷、刺し傷があったといいます。

司法解剖では死亡推定時刻は午後7時半ごろ、死因は窒息と判明。

午後9時半ごろ、平田さんともう一人の被害者、星野凌斗さんが自宅近くのコンビニエンスストアで目撃されており、8月13日未明に京阪寝屋川市駅前のアーケードを歩く2人の姿が防犯カメラの映像として残されていました。

午前5時ごろに防犯カメラに映ったのを最後に2人の足取りが途絶えていて、午前5時11分と午前5時17分に、当時45歳の山田浩二被告の軽ワゴン車が走行しているのが捉えられていました。

そのような映像などから不審な車が山田浩二被告のものであると特定します。

山田被告は2002年に男子中学生を車で連れまわすなど、監禁事件を1月で7人もの少年に対し起こしていました。

また、薬物や窃盗、傷害などもあったようで、前科10犯だったといわれています。

2009年から2014年の5年間、刑務所に服役していましたが2014年10月に出所したばかりでした。

8月21日午前1時15分ごろ、警察は大阪市北区の駐車場で山田被告の車を発見し追跡を開始、午前中に山田被告が数分間だけ立ち寄った柏原市の竹林を捜査員が捜索したところ、星野さんの遺体が発見されました。

これにより、殺人の疑いで逮捕され、11月21日、検察は「極めて重大、悪質で社会的影響は大きい。荒唐無稽な弁解に終始しており、更生の余地もない」として死刑を求刑していました。

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山田浩二について

2002年に逮捕された時の名前は渡利浩二でした。

懲役12年で刑で徳島刑務所に収監そこで山田浩二被告は元ヤクザの山田という男性と知り合い、養子縁組をした事によって山田姓を名乗るようになったといわれています。

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小学生の頃、山田浩二被告は枚方の団地に住んでいたそうです。

その頃から、鍵のかかっていない部屋を探しては勝手に部屋に上がり食べ物を漁っていたといいます。

また、自分より小さい子に対して唾を吐いたり、嫌がらせをしていた事もあり、一緒に遊ぶ友達はおらず、いつも一人で遊んでいました。

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中学校時代は成績はどの強化も悪く、運動も苦手で暗い性格だったといいます。

一応、不良のような存在だったそうですが、いつも自分に逆らえない後輩などの弱い相手を対象にしていたそうです。

万引きをしては自慢したり、親の財布から1万円盗んで奢ってやると尊大な態度をとったり、周囲からの評判もよくはありませんでした。

すぐに包丁やナイフを持つような性格であったともいわれています。

窃盗で鑑別所に1年入っていたという情報もあります。

高校へは進学せず、バイクで暴走していたらしいです。

そして、性格だけでなく、山田被告はその異常な性癖も問題視されていました。

2002年の監禁事件ですが、これは単純に連れまわしただけではなく、被害者の父親によると

首筋にナイフを当てられ拉致された。車に連れ込まれた後は手錠をかけられ、口には粘着テープ。ズボンに手を突っ込まれて下半身を触られたり性的ないたずらもされた。

このように話しており、今回、星野さんが遺体で発見された時はある場所から持ってきたとみられる他人が使用したコンドームを衣服の中に入れるなどの偽装工作を行っており、殺害した後に最悪な行為をしていた可能性も示唆されていました。

判決に対するネットの声

まとめ

以前、地裁は裁判の争点を整理する公判前整理手続きで精神鑑定の実施をしており、精神障害は認められないとされていました。

しかし、障害の可能性はあるため、犯行の動機に影響していた可能性があると言及されていました。

死刑は妥当だと多くの人が判断している状況ですが、おそらく控訴になるのではないでしょうか。

今後は、障害を含めて弁護人は殺意がなかった事を主張し、減刑を求めるかと思われます。

しかし、2人が亡くなったのは山田被告によるものであり、障害があったからといって許される行為ではありません。

また、過去に殺人事件はなかったとしても繰り返し犯罪を起こしていたのも事実です。

今後、控訴、上告となったとしても、厳しい判決が下されるのではないでしょうか。

遺族の方は長い戦いだったと思います。

また、これからも辛い思いを抱えていくことと思います。

今後、このような悲惨な事件が起こらない事を切に願います。

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