無印良品の天然水と炭酸水から発がん性物質が検出され58万本が回収に。臭素酸とは?飲んじゃったけど大丈夫?

無印良品の天然水と炭酸水から発がん性物質が検出され58万本が回収に。臭素酸とは?飲んじゃったけど大丈夫?

無印良品の飲料水から発がん性物質が検出された事により、59万本を自主回収すると報道されました。

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概要

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「無印良品」を展開している良品計画は22日、ペットボトル入りのミネラルウォーター「天然水」と「炭酸水」の計59万本ほどを自主回収すると発表した。その一部から、基準値を超える発がん性物質の臭素酸が検出された。

対象商品は330~500ミリリットル。無印良品の店やネットストアで昨年7月から販売してきた。製造は富山県黒部市の「黒部名水」に委託した。

台湾への輸出に伴う検査で今月12日に判明。国内販売分を自社で調べたところ食品衛生法で定める基準値の2~4倍にあたる1リットル当たり0・02~0・04ミリグラムの臭素酸が出た。原因が特定できておらず、出荷した全商品を回収する。

問い合わせは土日祝日を含む午前10時~午後6時、同社お客様室(0120・64・0858)。

引用:https://headlines.yahoo.co.jp/

良品計画の公式サイトでは「「天然水」「炭酸水」回収についてのお詫びとお知らせ」が掲載されています。

平素は、無印良品をご愛顧賜り誠にありがとうございます。

弊社が2018年7月4日から2019年2月21日まで販売いたしました「天然水」から、食品衛生法に定められたミネラルウォーター類の規格に対して、基準値を超える臭素酸※が検出されました。

つきましては、該当商品の自主回収をさせていただきます。

お客様のお手元に該当商品がございましたら、お召し上がりにならず、誠にお手数ですが、最寄りの無印良品店舗までお持ちいただくか、下記フリーダイヤルまでご連絡くださいますようお願いいたします。代金を返金させていただきます。

お客様には多大なご迷惑をおかけしますことを心からお詫び申し上げます。今後一層の品質管理の徹底を行い、再発防止に向けて取り組んでまいります。何卒ご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。

※ 臭素酸は、原料となる水に含まれる臭素がオゾン等により酸化されて生成します。発がん性が疑われているため規格が定められています。

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ニュースリリース

ネットの声

無印の商品は原則として製造元非公開のようだけど、時代に合わせて方針転換したほうがいいと思う。
天然水なので、採水地に影響されるのはしょうが無いのでは。そして一生飲み続けて影響がある量か否かも重要。
ちょっとまて。商品名が紛らわしいしが、まるで富山の水そのものが問題あるかのように見えるんだが、どういうことだ?
工場に問題があるならはっきりそう書いてほしいし、逆に富山で採水した商品じゃない天然水に問題があるなら大問題なんだが。いずれにせよ、富山の水に問題がないならせめて記事最後の天然水には「」をつけるとか、商品とするとか、配慮が欲しい。
イメージダウンですね。
他の飲食料品も不安になってくる。
基準値がわからないけど、水に至っては他メーカーでもあり得そう。
しかしよくぞ気がついた。
今後こういうのがないように品質に対して更なる意識を持って販売してもらいたい。
こういった事例では、具体的な健康への影響がわからないから、われわれ素人にはどう判断していいのかいつも悩まされます。
風評被害は出るでしょうね。
他人事ですが、水のメーカーは、今後の対応や対策が大変そうです。
基本的に臭素酸は自然界には存在しないはずです。少なくとも定量可能な濃度で安定的に存在することはほとんどないでしょう。下水や工業排水が流入している河川ならその限りではありませんが、それを自然の水と言い表すのは語弊があります

そもそも基準値決めてるのは厚生労働省で、それもWHOの水質ガイドラインやら食品のガイドラインを追いかけているものです
今回検出は基準の0.01mg/Lの2~4倍ということですが、基準値を厳しめに設定しているし発がん性は評価するのが難しいので、健康被害に関しては何とも言えないでしょう

製造業者の黒部名水はナチュラルミネラルウォーターと銘打っているのでオゾン殺菌はしていないはずで、製造過程で臭素酸が入ることはちょっと考えにくいですね。水源の汚染だとするとホットな話題になりそうです

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臭素酸とは

2016年ポッカサッポロ「富士山麓のきれいな水」「富士山の清らかな水」も基準値を超えた臭素酸が検出された事で回収された事があります。

その時は約746万本が回収対象となっており、かなり規模が大きいものでした。

その時にこの「臭素酸」が話題になったのですが、臭素酸というのはミネラルウォーターなどの消毒を行う際に副生成物として発生する物質を指します。

臭素酸は発がん性物質で

・腎臓がん
・甲状腺がん
・精巣がん

このようながんを引き起こす可能性があるとされています。

また、腹痛、中枢神経系の機能低下、呼吸困難、肺浮腫、腎機能低下、聴覚障害等などの毒性影響も報告されています。

食品衛生法で定める規定値は0.01mg/Lとなっており、今回、無印良品の商品からは基準値の2~4倍となる0.02~0.04mgが検出されたといいます。

臭素酸は自然水中には殆ど含まれておらず、生活排水や工場排水から混入する事もあるといいます。

多くの場合は水に含まれていた臭素がオゾン殺菌などにより酸化される事で生成されます。

ミネラルウォーターの分類について

農林水産省が発表しているミネラルウォーターの品質表示のガイドラインでは全ての水に殺菌処理を義務づけ、容器入りの飲料水を「ミネラルウォーター類」と呼び、殺菌処理の方法により4つに分類しています。

1.ナチュラルミネラルウォーター
ナチュラルウォーターの中でも、ミネラルをもともと含む地下水を原水とした水。処理方法はナチュラルウォーターと同じく、沈殿、ろ過、加熱殺菌に限る。日本で一般に「ミネラルウォーター」と呼ばれるタイプ。

2.ナチュラルウォーター
特定の水源から採水された地下水を原水とし、沈殿、ろ過、加熱殺菌以外の物理的、化学的な処理を行っていないもの。

3.ミネラルウォーター
ナチュラルミネラルウォーターの中でも、品質を安定させるためにミネラルの調整やばっ気、複数のナチュラルミネラルウォーター混合、紫外線やオゾンによる殺菌、除菌などの処理を行っているもの。

4.ボトルドウォーター
1~3以外の飲料水。例えば、純水、蒸留水、水道水など。処理方法の制限はなく、大幅な改変を加えてもよい。

飲料水の製造は「黒部名水」

良品計画の天然水、炭酸水は富山県黒部市の「黒部名水」が製造しています。

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https://www.farm-tokyo.com/

商品の紹介を見てみると

黒部名水株式会社では、黒部の天然水を地下200メートルからくみ上げ、そのクオリティを損なわないよう厳しい管理のもとボトリングしています。
多くのフィルターを通したのちにも0.01ミクロン・ウルトラフィルターを通す非加熱処理製造。
加熱処理しないため、水の性質が損なわれることなく、水本来の味のナチュラルミネラルウォーターを出荷できます。

このような記載がありました。

もし、今回の良品計画の天然水もナチュラルミネラルウォーターであった場合、オゾン殺菌をしていない事になります。

そうすると元の水に基準値を超える臭素酸が混入していたという事になり、水源に問題があると認識されてしまうため、どのような過程で臭素酸が検出されるに至ったかの原因解明は必要であると思います。

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現在はページが削除されていますが、良品計画の通信販売のページでは「天然水」として水が販売されていました。

商品に「天然」とつけていい水はナチュラルミネラルウォーターとナチュラルウォーターに限ります。

これはろ過、沈殿、加熱殺菌以外の処理がされていない水である事を指します。

一体、どのような経緯で混入に至ったのでしょう。

2倍以上って飲んでも大丈夫なの?

基準値の2~4倍と聞くと飲んでしまった人は不安に思いますよね。

しかし、発がんする可能性がある摂取量は体重50kgの人であれば毎日13.75リットル~27.5リットル程度となります。

無印良品の天然水、炭酸水を毎日、その量飲み続けていたとしたら危険かもしれませんが、そのような人は恐らくいないのではないでしょうか。

しかし、安全や安心を求めてナチュラルミネラルウォーターという認識を持って購入していた方はかなりショックを受ける報道となった事と思います。

どちらにしても天然水から基準値を超える臭素酸が検出されたという事はかなりの問題だと思います。

先ほども説明しましたが、臭素酸は水に含まれる臭素がオゾン等によって酸化されて生成される物質です。

オゾン殺菌をしていない天然水からなぜ検出されるに至ったか、原因の解明、説明をしっかりと対応してほしいですね。

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