パキスタンとインドは戦争するの?「印パ相互に戦闘機撃墜」二国が仲が悪い理由とは?

パキスタンとインドは戦争するの?「印パ相互に戦闘機撃墜」二国が仲が悪い理由とは?

印パ相互に戦闘機撃墜

indopaki06

パキスタン軍は27日、カシミール地方でインド軍の戦闘機2機を撃墜し、乗組員1人を拘束したと明らかにした。

一方、地元メディアによると、インド側もパキスタン軍の戦闘機1機を撃墜したという。

両国はカシミール地方の領有権を巡って争っているが、今月、パキスタンの過激派組織によるテロ事件をきっかけに報復合戦がエスカレートしていて、緊張が高まっている。

引用:headlines.yahoo.co.jp

インドは26日パキスタン領内で空爆を実施。

空爆の理由については「パキスタンが支援する武装勢力がインドの都市を狙った自爆攻撃を準備していた過激派拠点を空爆した」としています。

パキスタンはこれに対し「利己的で無謀かつ虚偽」であると人的・物的被害はなかったとしています。

領空侵犯についてパキスタンは「不必要な攻撃であり、パキスタンはこれに対し、時と場所を選び対応する」と明言しています。

このようなやり取りがされる中での相互に戦闘機撃墜という事もあり、報復合戦がエスカレートする可能性も高いとして緊張が高まっています。

Advertisement

インドとパキスタンの仲が悪い理由

indopaki01

世界でも二国間の仲が悪い事で有名なインドとパキスタンですが、どちらも元々はイギリス領でした。

indopaki03

その領域は非常に広く、インドとパキスタンだけでなくミャンマー、ネパール、スリランカ辺りも含まれていました。

第二次世界大戦後、脱植民地化の流れが強まっていた事もあり、インド帝国が解体される流れとなりました。

当時のインドはヒンドゥー教徒とイスラム教徒で対立しており、ジンナーの二民族論とガンディーの統一インド論で意見が分かれていましたが、分離の勢いは激しくそのまま分割することによる独立が成されました。

しかし、イスラム教徒が多数を占める地域がインド帝国の東西に分かれていたため、分離独立が決定後、強制的な移動が行われる事になりますが、ヒンドゥー教徒とイスラム教徒の混乱は凄まじく、数え切れないほどの衝突と暴動、虐殺が発生しました。

indopaki02

人々は難民化する事を余儀なくされ、一説によるとこの時、死者数は100万人にのぼったとされています。

この時からインドとパキスタンの確執は強くなっており、両国間の関係が今日まで改善されていない事にも影響しています。

これまでも戦争が繰り返されている

第一次印パ戦争

1947年に独立後、対立を繰り返していた両国は1948年に北西部のカシミール地方領有をめぐって武力衝突に発展。

第二次印パ戦争

1965年に再度カシミール地方領有をめぐって武力衝突。

第三次印パ戦争

東パキスタン独立運動に介入したインドとパキスタンの間で1971年に両軍が衝突。

この戦争後、東パキスタンはバングラデシュとして独立。

カールギル紛争

1999年に、カシミールのカールギル地区でパキスタン軍およびカシミールの反インド政府活動家が停戦ラインを超えインド軍の駐屯地を占領し、両軍が衝突。

中国も原因に関係している

インドと中国は対立関係にあります。

1959年に起こった中印戦争前から対立が始まっており、最近ではチベット問題の中で、ダライ・ラマ法王がインドへ亡命した事や、インドの保護国的な立ち位置であるブータンの領土を中国が切り取っている事など、色々な背景が対立理由となっています。

中国はパキスタンに対して兵器を供与していたり、共同で戦闘機開発を行うなど、軍事的な関りも強い国です。

また、中国からパキスタンへの投資や企業進出なども行っており、インフラ整備などに対しても巨額の援助を行っているので、パキスタンと中国は切っても切り離せない関係であります。

中国はチベット、ウイグル、モンゴルなど領土拡大を手段を選ばず行ってきています。

そのような国がインドの対立国であるパキスタンを全面的に支援している事も含めて、紛争の種は絶えない状況であるといえるでしょう。

中印戦争後、中国への脅威に対抗するためにインドは核保有を宣言し、世界で6番目の核保有国となりました。

これにより、印パの軍事バランスは崩れ、パキスタンは大きく不利な状況へと陥ります。

これに対して軍事バランスの均衡を保つためにパキスタンも核開発へ動き、世界で7番目の核保有国となりました。

パキスタンに対して核開発及びミサイル開発において支援を行ったのも中国であるとされています。

Advertisement

ムンバイ同時多発テロで関係が悪化

indopaki05

2008年11月、インドのムンバイで外国人向けのホテルや鉄道駅など複数の場所がイスラム過激派とみられる勢力によりテロが行われ、多数の人が殺害されました。

1999年の軍事クーデター後、パキスタンはインドとの協調路線を説いていたため、両国の関係は表面上安定していたのですが、このテロにより関係悪化を招きます。

インドとパキスタンは隣り合う国で仲が悪い上に、両国とも核保有国です。

もし、次に印パ戦争が起きた時は全面核戦争になってもおかしくない状況がそこにはあり、国際社会が最も注意を払わなければならない領域である事は間違いないでしょう。

まとめ

インドとパキスタンは宗教上の対立と領有権の争いについては根深い問題で、第二次世界大戦後から今日までその問題は解決されていません。

もし第四次印パ戦争が起きれば、核戦争となる可能性も無きにしも非ずです。

既にお互い報復合戦を繰り広げるような展開まで発展しているので、今後、国際的な注目の的となる事は間違いないでしょう。

海外カテゴリの最新記事