コカインってどんな薬物?症状、危険性は?強い依存性のある「白い悪魔の粉」

コカインってどんな薬物?症状、危険性は?強い依存性のある「白い悪魔の粉」

以前、成宮寛貴さんがコカインを使用した画像が大きな話題を集めました。

ただ、その画像に映っていたのは「ねるねるねるね」。

ねればねるほど色が変わるあれですね。

それがきっかけで芸能界を引退する騒ぎとなりましたが、今回はピエール瀧さんが実際にコカインを使用していたとして逮捕される事件がありました。

ピエール瀧、コカイン使用で逮捕…Wikipediaが荒らされる。担当していた役は今後どうなる?違約金は?

コカインはハリウッドセレブなども使用して度々騒ぎとなる薬物ですが、どのような薬物なのでしょうか。

Advertisement

コカインとは?

コカインは南米に生育する植物「コカノキ」から精製される粉末状の成分です。

cocaine01

コカノキ科コカ属の常緑低木樹で、南アメリカなどが原産です。

見た目は普通の木なのですが、この木の葉からコカインを抽出します。

コカの葉自体はコカイン濃度が薄く、依存性や精神作用は抽出されたコカインと比べると弱く、古代文明の時代から儀式に使用されたり、鉱山労働者が歯を噛むなど生活に根付いた植物でもありました。

これを特殊な製造法でコカイン濃度を高め精製されたものが麻薬としてのコカインです。

コカインの作用

cocaine03

元々は局所麻酔薬として使われており、最初に使われた局所麻酔薬として知られています。

紀元前1200年ごろより今世紀前半まで葉などを薬草として麻酔として用いていました。

局所麻酔薬として、コカが使用された最初の記述はスペインのもので、歯の痛みを和らげるために噛んだという記述が残されています。

コカインの麻薬としての作用は、覚醒レベルを高め、多幸感をもたらし、疲労感や飢餓感を忘れさせ、精神的な持久力を増強させるといったものです。

戦時中にはよく使用されており、ストレス軽減の効果もあったといいます。

また、幻覚作用や催眠作用がある依存性の薬物です。

よく快感を感じると聞きますが、実際に使用した人のインタビューでは

頭の回転が速くなりアイデアが次々浮かび、疲労を感じずに働き続ける事ができる

というものでした。

頭の良い人は、余計良くなり、馬鹿な人は、余計馬鹿になるなんて言われています。

コカインの副作用

cocaine04

コカインは中枢神経を刺激します。

使用している人には瞳孔の散大、血圧や体温の上昇などの特徴があります。

慢性毒性はかなり高く、コーク・バグと呼ばれる皮膚の内側を虫が這いずるような精神症状が生じることも。

依存性の強さとしてはトップクラスでクラック・コカインと呼ばれるタバコで吸引するタイプのものは特に依存性が高いといわれています。

中枢神経に作用するため呼吸困難により死亡するリスクもあります。

Advertisement

隠語で「チャーリー」と呼ばれる

コカインは英語表記でcocaineと書きます。

そのため、常用者たちの間の隠語で、頭文字の「C」をとって「チャーリー」と呼ばれます。

また、由来には諸説あり、チャーリー・シーンからとったという説もあります。

チャーリー・シーンはアメリカの俳優で、石橋貴明さんとも「メジャーリーグ」という映画で共演した事もある有名な俳優です。

ドラッグにはまっていた事や派手な女性問題についても有名です。

5000人以上の女性と関係を持ち、HIVを告白したり、銃の誤射で婚約者を負傷させたり、コカインで逮捕されたりとトラブルに事欠きません。

そんな彼を隠語として使ったのもあり得そうですよね。

昔はコーラに入っていた!?

昔、コカの葉に含まれるコカインをアルコール溶媒として抽出したワインが誕生しました。

cocain02

コカワイン」と呼ばれるもので、中でもビン・マリアーニというワインはエジソン、ローマ法王などが愛飲するほどに高い人気を博しました。

コカ・コーラの創造者、ジョン・スティス・ペンバートンは南北戦争の頃に大佐を務めていた人物です。

その後、薬剤師や科学者という職を経て当時かなりの人気であったビン・マリアーニのレシピに手を加えた結果生まれたのがコカ・コーラの祖「フレンチ・ワイン・アンド・コカ」です。

cocaine02

当時はコカイン自体、麻薬という認識はなく強壮剤として鬱やヒステリーの治療薬に用いられていました。

しかし、アルコールの害を叫ぶ禁酒運動がおこると、1886年にはアトランタで害禁酒法が可決され、禁酒令を発令する州が次々と増えていきます。

そこでペンバートンはノンアルコールの代用品としてワインをシロップに置き換えた「コカ・コーラ」を考案します。

当時は水で割っていたのですが、たまたま間違えて炭酸水で割ってみたところその味に多くの評価が集まり、現在のコカ・コーラに近い形になりました。

1914年にハリソン反麻薬法が制定されてコカインが禁止になる少し前、1903年まではコカ・コーラの中にはコカインが含まれていたといいます。

コカインは日本であまり流通していない

コカインの原料となるコカノキは南米原産の植物のため、日本ではあまり流通していません。

日本で最も主要な麻薬なのは覚せい剤で、2015年の押収量は覚せい剤429.8kgに対してコカインは28.7kgでした。

人工的に製造できる覚せい剤は多方面から日本へ入ってきます。

しかし、コカインは密輸の経路が限られるため、それなりのツテがなければ日本国内へ持ち込む事は難しいといわれています。

しかし、世界税関機構に押収される麻薬は大麻が一番多く561トン、次いで大麻樹脂が292.4トン、コカイン50.1トンとなっています。

製造している国はコロンビア、ペルー、ボリビアの3か国が主流です。

大半のコカインはアメリカや欧州へ向けたものとなっているので、今回、ピエール瀧容疑者がコカインを入手したのも、そちらにツテのある組織だったのかもしれません。

Advertisement

まとめ

セレブドラッグと呼ばれるコカインは今まで芸能人などの周辺で流行っていましたが、最近は割と入手しやすくなっているといいます。

2015年は28.7kgの押収量でしたが、2018年は120kgに届く勢いだといいます。

日本でも流通経路が確保されつつあるという事ですね。

2018年には横浜港でコカイン約115キロが見つかるなどもしています。

薬物乱用者がコカインに手を出しやすい環境が整ってきているのは問題だと思いますので、取り締まりを強化してもらいたいですね。

ライフカテゴリの最新記事